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〜 好循環を創り出す組織 〜

何事にも前向きな姿勢で取り組もう

・好循環を創出できる人財育成
・好循環を創り出すまちづくり
・好循環を大きくする会員拡大と会員交流
・好循環の基盤となる組織運営と広報戦略

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【はじめに】

 一般社団法人伊都青年会議所は1966年、全国で329番目の青年会議所として設立されました。この橋本・伊都地域に所縁のある青年経済人が集い、奉仕・修練・友情の三信条のもと、明るい豊かな社会の実現を目指し、55年という長きにわたり地域に根差した運動を展開してまいりました。 
 
さて、皆さんはなぜ青年会議所の運動に参画していますか? 
 
メンバーのほとんどが事業を営んでおり、時には本業やプライベートの時間を割いて青年会議所で活動する理由は何なのでしょうか。私は理事長という重責を担い、この所信を作成するにあたり、自分自身にも問いかけてみました。 
私は青年会議所のメンバーである前に、一人の経済人です。私が最もやりがいや達成感を感じる、即ち「楽しい」と感じるのはやはり本業に打ち込んでいる時です。自身の事業に真剣に取り組むことで、周囲や社会に貢献し、その結果ビジネスとして必要とされる人や組織となり、それがまた次のビジネスの機会を生む。その好循環が先ほどの「楽しい」に繋がっています。同じ経済人であるメンバーの皆さんも理解できると思います。私は青年会議所においてもこの好循環を創出することができるからこそ、青年会議所の運動にも打ち込めるのだと考えます。青年会議所運動に真剣に取り組み、様々な機会を通じて社会に貢献した結果、社会から必要とされる組織となり、次の事業や組織の発展に繋がっていく。その好循環にやりがいや達成感、自身の成長、即ち「楽しい」と感じられるのだという考えに至りました。私は2016年の入会以来、自分なりに青年会議所の運動に前向きに取り組んできました。疑問に感じたり、負担に思うことも多くありましたが、様々な機会を通じて、微力ではありますが周囲や社会に貢献し、必要とされることで「楽しい」と思える体験を重ねることができました。私は一人でも多くのメンバーにできるだけ多く青年会議所の楽しさを体感していただきたいと考えています。本年度はそんな好循環を創り出し、「楽しい」という思いを全員で体感することで、自己成長や幸福感を享受するという想いを込め、「Enjoy」をスローガンとしました。伊都青年会議所が関わるメンバーや地域に好循環を創り出す組織であるために、何事にも前向きな姿勢で真剣に取り組み、周囲や社会に貢献する運動を展開していきましょう。 

【好循環を創出できる人財育成】

本業においても青年会議所での運動においても、好循環を創り出し、その楽しさを感じるためには、メンバー一人ひとりが好循環を創出できる人財として成長し続けなければなりません。好循環を創出するためには、まず周囲や社会に貢献できる力を伸ばすことが必要です。青年会議所の三信条のひとつに「修練」という言葉があるように、青年会議所はその運動を通じてメンバーそれぞれに成長の機会を提供する場としての役割を果たさなければならないと考えます。青年会議所での成長の機会はそれぞれの状況や考え方によって、得られるものや活かすべき場所は様々です。また、その効果を体感するにはそれなりの負荷がかかります。過去には私自身もこれが本当に自身の成長に繋がっているのか、この時間と労力は本当に有意義なのかと疑問に感じることも少なくありませんでした。しかし、それぞれを諦めずに取り組むことで、結果として小さくても好循環を創り出すことができ、自身の成長を感じることができました。本年度はメンバー自身があらゆる場面において周囲や社会に貢献できる人財としての成長に焦点を当てた運営・活動を実施してまいります。少しの負荷もかからなければ、得られるものもそれなりになります。是非様々な課題にも前向きに挑戦し、それぞれの自己研鑽にこの青年会議所という機会を存分に活用してください。メンバー一人ひとりが好循環を創出できる人財として成長するこで、地域や社会により貢献することができ、伊都青年会議所が必要とされる組織として今後も発展し、また多くの機会を生み出すという好循環を全員でEnjoyすることができると確信しています。

【好循環を創り出すまちづくり】

青年会議所の三信条のひとつに「奉仕」という言葉があり、青年会議所の運動は郷土への貢献を念頭に構築されております。この精神は伊都青年会議所設立趣意書にも明記されており、我々の運動のベースはこの橋本・伊都地域への貢献であると言えます。青年会議所は地域の民間企業を中心とした40歳以下の青年の集まりであり、若者らしい斬新なアイデアと能動的な行動力をもって、地域への貢献を目指した運動を展開しています。本年度においても、地域の課題解決に真剣に取り組み、地域の発展に貢献できる運動を継続することで、必要とされる青年会議所となり、また次の運動展開に繋がっていく。この好循環を創り出すまちづくりに取り組んでまいります。我々の郷土であるこの橋本・伊都地域は、対外に誇れる産業や産物、活動エリアである一市三町全てに世界遺産を有しています。この大きな魅力を広く発信し、我々を含めたこの地域に住まう市民の皆様の郷土愛を育むことで、魅力あふれるまちに住んでいるという誇り=わがまちプライドを持ったまちづくりへとつなげます。未来のまちのために何が必要かを考え、郷土に貢献する運動に真剣に取り組みましょう。それが好循環を創り出し、やりがいと幸福感を感じられる青年会議所運動をEnjoyすることに繋がるのです。 

【好循環を大きくする会員拡大と会員交流】

青年会議所の三信条最後のひとつは「友情」です。伊都青年会議所のメンバーはもちろん、地域を越えた他LOMや他ブロックのメンバーとも切磋琢磨し、ともにひとつの目標に向かっ様々な事業を構築する機会が多く存在しています。ここで育まれた人間関係は決してお金では買えない、かけがえのない財産となるでしょう。私自身もこの伊都青年会議所を通じて関わらせていただいた先輩や、共に活動する現役メンバーの仲間、出向することで出会えた各地青年会議所のメンバーとの絆は今後の人生においても大きな財産となることを確信しています。青年会議所は40歳で卒業となり、会員の拡大なくしては組織の発展はあり得ませんし、いずれ必ず維持できなくなってしまいます。多くの機会を持つ青年会議所がこの地域に存続し、好循環を創出し続けるためにも、本年度も会員拡大は重要なテーマとして伊都青年会議所全体で取り組んでいくことは間違いありません。しかし、単に人数を増やすことが目的になってしまうのは非常に危険だと感じています。これから青年会議所の会員になる人にとっては、入会することよりも、入会した後の方が圧倒的に重要ではないでしょうか。まず会員拡大を行う前に、青年会議所自体が入会するに相応しい団体であるかどうか、入会した方に様々な機会を提供できるかどうか、まずはここに着目するべきと私は考えす。まずは我々の在り方から見直し、入会候補者の方から是非入会したいと思っていただける、まさに必要とされる会員拡大に全員で挑戦していきましょう。共に切磋琢磨できる仲間を増やすことで、伊都青年会議所が創り出す好循環をより大きくすることができます。是非一人でも多くの仲間とこの好循環をEnjoyしていきましょう。

【好循環の基盤となる組織運営と広報戦略】

青年会議所がメンバーに成長の機会を提供し、郷土へ貢献する運動が継続され、社会から必要とされる組織であるためには、そもそもの組織運営の質が重要です。青年会議所における、事業開催などの様々な意思決定は、全て定められた会議を経て決定されます。経済人として規律ある組織運営と財務管理が行われなければ、それはただの友好団体に過ぎません。周囲や社会へ貢献し、より多くの好循環を創出するためにも、規律をもった組織運営という基盤は欠かすことはできません。経済人の集団としてメリハリのついた、対外に誇れる組織運営を実現し、良い緊張感と学びのある青年会議所運動をEnjoyしましょう。 また、本年度はSNSを活用した広報を積極的に取り入れ、対外への訴求力向上に努めます。昨年度はSNS運用規定の作成や、YouTubeチャンネルの開設を行いましたが、それをアウトプットする部分において課題を残しました。現在はビジネスにSNSを活用することは一般的となっています。効率的な運動発信のツールとしてSNSを中心とした広報活動を活発化させます。メンバー全員が青年会議所をEnjoyし、組織力を向上させるためにも、基盤となる組織運営の強化に尽力していきます。 

【おわりに】

 本年度の伊都青年会議所は19名スタートとなります。メンバー数は慢性的に減少しており、個人にかかる負担は数年前と比較しても大きくなっているのが現状です。本年度の組織図を作成するにあたり、委員会数や例会数を少なくすることも考えましたが、私はメンバーの皆さんに一つでも多くの機会を得ていただきたいと思い、これまでと同様の委員会数・例会数とすることとしました。負担はあるかもしれませんが、青年会議所で活動ができるのも40歳までです。せっかく縁があって青年会議所に入会したのだから、限られた時間の中で全員が入会しなければ得られない何かを掴んでいただきたいと考えます。そしてそれを可能とする伊都青年会議所でありたいと強く思います。苦しいことや、納得できないことも沢山あると思います。しかし、単年度制である青年会議所での役職は基本的に全員が初めてのことで、全員が発展途上です。まずは青年会議所の運動に前向きに取り組んでみてください。必ず自身の成長に繋がる機会があります。そして皆さんの成長が周囲や社会への貢献に繋がり、伊都青年会議所が社会から必要とされる組織で在ることができ、それがまた皆さんに様々な機会をもたらしてくれます。我々であればその好循環を生み出し、青年会議所の運動を全員でEnjoyできると確信しています。 

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