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〜 熱意ある挑戦 〜

 明るい豊かな社会の実現 

・きっかけを与えるまちづくり 

・絆を深める懇親 

・迷わず進める組織づくり 

・灯台の光のような広報 

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【はじめに】 

 

伊都青年会議所は、1966年に橋本・伊都地域の「明るい豊かな社会」の実現を掲げ、様々な熱意をもつ65名の先輩により誕生した団体であり、伊都青年会議所が属する橋本・伊都地域は、一市三町に世界遺産を有する世界に誇れる素晴らしい地域であります。しかしここ数年は、不安定な世界情勢や大きく変化した生活様式により地域全体が暗い雰囲気に覆われているように感じます。先輩諸兄が掲げた「明るい豊かな社会」を実現していくためには現メンバーである私達が、様々な熱意をもって様々な課題に挑戦し地域社会を導いてきた先輩諸兄のように、それぞれのもつ熱意と私達を繋ぐ絆という名の武器でこの暗い雰囲気を切り裂き地域社会全体を明るく照らしていかなければなりません。 

まずは自分自身の熱意に大切にし、その熱意の先にある「明るい豊かな社会」をイメージして下さい。そして仲間達と熱意をもって全力で語り合いそれぞれのもつ熱意とイメージを共有し融合させ、伊都青年会議所としての大きな熱意とイメージを創りあげます。あとはその大きな熱意を原動力にイメージした「明るい豊かな社会」に向かい走り抜けるだけです。そうすることで「無限大」の可能性をもった「明るい豊かな社会」を実現できると確信しています。 

 

【きっかけを与えるまちづくり】 

 

「明るい豊かな社会」の一つは、子供たちが自分の意志でより多くの選択肢の中から進みたい未来を選択できる社会であると考えており、橋本・伊都地域のこれからを担う子供たちが自身の周りにある選択肢にどれだけ気付けているかが重要であり、我々伊都青年会議所がそのきっかけをどれだけ多く作ることができるかが鍵となると考えています。この選択肢に気付くきっかけは概ね知識との出会いによりもたらされるものであり、考え方やものの見方の変化といった金銭面の影響が少ないものと塾や進学といった金銭面の影響を強く受けるもの、さらには一時の機会提供から得ることができるものと継続的な機会提供が必要なものに分かれます。多種多様な人財が揃う我々伊都青年会議所であればメンバー一人ひとりが熱意をもって全力で子供たちと交流する事で、考え方やものの見方の変化を促すことができ、それが子供たちにとっての選択肢に気付くきっかけとなります。 

また、この方法であれば金銭面の影響も少ないため貧困問題に苦しむ子供たちを含めたより多くの子供たちにそのきっかけを届けることができ、一時の機会提供により与えるこ

とができるものでもあるためその機会をより多く作ることでより多くの子供たちがより多くの選択肢に気付くきっかけとなれます。選択肢に気付いた子供たちが多ければ多いほど、その気付いた選択肢の総数が多ければ多いほど橋本・伊都地域の未来は明るく豊かなものになり「無限大」の可能性をもった一つの「明るい豊かな社会」が実現します。この「無限大」の可能性をもった「明るい豊かな社会」を実現するべく、熱意をもって子供たちと全力で交流し一つでも多くのきっかけを与える一年にいたします。 

 

【絆を深める懇親】 

 

「明るい豊かな社会」を目指し様々な課題に挑戦していくためには、メンバー間の相互理解や強い絆が必要不可欠であり、これらは敬意と熱意をもったコミュニケーションにより深まっていくと考えています。コミュニケーションとは言語によるものと非言語的によるものに大別され、コミュニケーションにおけるそれぞれの優先度は言語によるものが7%、非言語的のうち聴覚によるものが38%、視覚によるものが55%であると言われており、非言語によるコミュニケーションが相互理解や強い絆を築く上で重要な役割を担っていることが分かります。私達伊都青年会議所は、入会三年未満のメンバーが多くなっております。メンバー間はもちろん、他LOMやブロックの仲間達、先輩諸兄と共に過ごした期間の多くは、コロナ過における新しい生活様式と共に歩んできた期間であり、オンラインを用いたコミュニケーションを主として絆を深めてきた期間でもあります。リアルでのコミュニケーションとオンラインを用いたコミュニケーションを比較してみると、オンラインを用いたコミュニケーションには圧倒的に足りないものがあります。それは視覚によるコミュニケーションです。特に僅かな所作や機微等は同じ空間を共有して初めて知る事ができるものであり、その一瞬に現れる限定的なものであるからこそ相互理解や絆を深める上で大切にしなければならないものであります。 

ここ数年は人と人が対面で触れ合い向き合う事が難しい社会でありました。しかし徐々に時代が移り変わり対面で触れ合い向き合う事ができる社会に戻りつつあります。そこで今年は同じ空間を共有し不足していた非言語による成分を取り込み、敬意と熱意をもって全力で向き合うことで相互理解を深めるとともに絆をより強く強靭なものにし、この困難な時代を切り開いていくための力となる唯一無二の武器を生成します。そしてこの唯一無二の武器を手に、我々伊都青年会議所が地域社会の先頭に立ち一丸となって困難な時代を切り開いていくことで、道を作り橋本・伊都地域を「無限大」の可能性をもった「明るい豊かな社会」へ導いていきます。 

 

【迷わず進める組織づくり】 

 

現在伊都青年会議所は入会三年未満のメンバーが多く総会員数に占める重役を担うメンバーの割合が多くなってきており、それに比例するように組織運営の中でわからない事に向き合う時間も増えてきております。我々が伊都青年会議所のメンバーとして明るい豊か

な社会の実現のため熱意をもって地域社会に向き合うことができるのは40歳までであり、その時間は多くありません。また、変化の激しい時代だからこそ地域社会に全力で向き合い相当の時間を使って観察し考えなければ、求められている役割や地域社会が抱える課題を的確に捉えることはできません。だからこそ我々が組織運営の中で使っている時間が「明るい豊かな社会」の実現に資するものであるのかを今一度精査するとともに、組織運営の中で共有すべき情報の配置の仕方や伝達の仕方が適切であるかも併せて精査し、現メンバーである我々はもちろんバトンを託す後輩達が迷わず「明るい豊かな社会」の実現に向かい熱意をもって進んでいけるように、わかりやすく柔軟で強固な仕組みをもった組織に変えていきます。 

私たちが組織を運営してきた中で困ったことや迷ったことは私たちの後輩も同じように感じるはずです。私たちがこういう仕組みだったらいいのにと思ったことは私たちの後輩も同じように感じるはずです。後輩達にバトンを託す前にこういった思いを一過性のものと判断せず一つ一つに熱意をもって全力で向き合い次世代のためにより良い環境に変えていきます。一つ一つは僅かな改善だったとしても、積み重ねる事で迷わず進める組織作りに繋がり、次の世代へ次の世代へと引き継いで行くことで、「無限大」の可能性をもった伊都青年会議所へと成長していくことができます。 

 

【灯台の光のような広報】 

 

「明るい豊かな社会」を目指し様々な課題に挑戦していくためには、賛同する人や応援する人を増やすことと、共に歩む仲間を増やす事が重要であると考えます。賛同する人や応援する人が多くなれば多くなるほどより思い切った挑戦を選択することができるようになり、共に歩む仲間が増えれば組織の持つ選択肢が多くなり様々な課題に対しより効果的で適切な方法を選択することができるようになるからです。しかしこれには地域社会から組織への理解度を高め、賛同者を増やしていくことが必要不可欠であり、現状の伊都青年会議所はこれが不足しています。事実昨年度の例会において地域住民が文化に対し興味を持つ事を主目的とした事業を行いましたが、参加して下さったある地域住民の方から「素晴らしい活動だ」とお褒めの言葉を頂くと同時に「伊都青年会議所がこのような活動を行っている組織だということを知らなかった」という言葉も頂きました。これは地域社会から組織への理解度が不足している状態であり本来であれば賛同する人や応援する人であった人を喪失している状態です。 

またこういった地域社会から組織への理解度の不足が近年の我々伊都青年会議所の会員数の減少に繋がっているのではないかと考えております。この事態を打開するため力をいれなければならないのが広報です。我々伊都青年会議所が長い間橋本・伊都地域を「明るい豊かな社会」にするため活動を続けてきた魅力溢れる灯台のような組織であることを地域社会に伝えれば、組織への理解度が高まり賛同する人や応援する人が増え共に歩む仲間を連れてきます。広報とは、灯台が放つ光のようなものでなければなりません。灯台が放つ光

はどんな暗闇においても常に地域社会を見守るように優しく照らし、遠くからでも正確にその灯台の位置を知らせることができます。そうしてその光に導かれ灯台のもとに集まった賛同する人や応援する人、そして新たな仲間達とともに、橋本・伊都地域を長い間見守り続け地域社会全体で「明るい豊かな社会」を実現していきます。 

 

【さいごに】 

 

私は地域社会も子供のようなものであり、皆で見守り育てていくものであると考えます。皆が真剣に熱意をもって地域社会に向き合えば、真っ直ぐで大きな暮らしやすく優しい地域社会へと育っていきます。これには子供たちが大人になり地域社会へ巣立って行くまでに相当の時間を要するように、形となって地域社会に現れるまでに相当の時間を要します。決して平坦な道ではありませんが、我々伊都青年会議所が灯台となり光を絶やす事なく賛同する人や応援する人と共に長い時間をかけて地域社会を見守り熱意をもって向き合い続けたその先に「無限大」の可能性をもった「明るい豊かな社会」があると確信しています。 

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