~未来につながる組織であるために~

基本理念
いかなる時も限られた
条件の中で最善を尽くせ
基本方針
1)規律ある組織運営と情報発信の改善
2)事業実施への自覚をもった組織力強化
3)まちの未来を考えたまちづくりへの進化
4)輪の成長につながる人材の育成
5)志を同じくする仲間の拡大
6)会員間及び団体間の積極的な交流促進

はじめに

 これまで橋本・伊都と共に成長をしてきた伊都青年会議所は、この地域で運動を始めて53年が経ち我々正会員が生まれる前からこの地の成長を見守ってきた歴史ある団体です。その歴史の背景には、このまちで住まれてきた先人たち、諸先輩方が困難に立ち向かい築きあげてきた功績がこのまちの姿として輝き続けていると感じています。我々はこの歴史ある団体の会員として誇りと気概をもって、今後このまちのために何が必要なのか、 何が求められているのかを察知し迅速に行動していくことが必要と考えます。

 今日、会員数の減少に歯止めがきかない現状に直面している伊都青年会議所ですが、拡大に向けて、一人ひとりが地域の一員であることの自覚と当事者意識を高く持てば全体の輪が強固なものとなり、時代をけん引できる団体として、輝く地域を創造できると確信しております。

規律ある組織運営と情報発信の改善

 人に伝えたいことを発信する難しさ、聞いたことを伝達する難しさ、伝わったことを解釈する難しさ、伝えることの一つでも間違えれば、伝達していく先に伝えたい情報は誤った形として創り上げられてしまいます。まずは、たとえ小さなことを発信する場合でも様々な手法を取り入れて周りの状況を考え、対外に発信することでどのような効果が生まれるかを議論して計画を実行に移さなくてはなりません。そして、我々は構成した組織の運営をうまく機能させることができているのか、各委員会がもつ役割を明確にする必要があります。また、企画段階から目標を立て、円滑な会議運営と事業を展開させることで伊都青年会議所を一人でも多くの市民の皆様に知っていただく第一歩になり、このまちの頼れるリーダーとして先導していくことにつながります。

事業実施への自覚をもった組織力強化

 設立から伊都青年会議所は今まで幾多もの事業を展開して成功を収めてきました。その陰には時に失敗をしながらもその都度成長をとげてきました。会員においても関わった時間の長さだけ個人の成長があると考えます。ところが会員数の減少に伴い、自覚の甘さからなる各会の参加率の低下が事業実施における個人負担を増やしている現状が垣間見られるようになってきました。人は助け合いで成り立っていると私は考えており、たとえて言うならば《一本の矢より三本の矢》です。数が少なくても助け合いから生まれる団結力はどんな物よりも壮大な力を生み出します。

 まずは、責任世代の一人として意識改革を目指します。少数であっても限られた中でできる限りのことを助け合い尽力することによって、組織の対人関係に信頼が生まれ、例え少数であっても強靱な組織力が生まれます。そして、常に担当する各委員会は多くの参加を促し、参加状況を把握します。さらに、共に時間を共有する中で、組織内の助け合いから参加意識が芽生えれば、各会の参加率向上につなげることができます。すぐに結果は出ないかもしれません。少しずつ、少しずつでいい、個人の中に自覚が生まれたならば、将来対外から見た青年会議所の団結力は一層輝きを放った団体として見ていただくことができます。

まちの未来を考えたまちづくりへの進化

 社会情勢が著しく変化する世の中、我々に求められるのは何なのかは明確ではありません。我々は橋本・伊都の豊かな未来を想い運動しています。しかし、決して伊都青年会議所だけが想って運動しているわけではありません。一昔前なら一つの団体だけで行えた運動も現在では少子化の影響を受け、人員不足により求められる運動の実施に至っていないのが現状であります。

 今、世界ではSDGs「Sustainable Develop ment Goals(持続可能な開発目標)」という目標が示されています。まちの未来を考えた接続可能な社会を作るために、我々が目標の主体となり、まちの青年や市民と共有して、まちの企業でできることを進めていく必要があると考えます。そして、我々が住むこのまちには近い将来必ず起こるであろう、非常に活発で大規模な地震発生体である南海トラフが存在します。災害が起こってから動くのではなく、市民全員が団結して未然に防ぐ、或いは被害を最小限に抑えることを視野に入れた運動を展開していくことが急務であると考えます。そして、行政も含め他の諸団体の方々、市民の方々と連携をとる必要があります。災害は突発に起こりうるものでありますが、未然に備えることはできても、 まちのどこが被災するかは起こらなくてはわかりません。実際災害が起き被災された方々に向けた防災に関する対策や支援を確立しなくてなりません。さらに、被災者に対しての初動対応、物資の供給、復興支援などできることを協議の上、各行政や諸団体と連携すれば一人でも多くの市民の手助けとなることができます。青年会議所だからこそできる防災・減災を確立することは、我々の住むまちの貢献になり、まさに豊かなまちの未来をつくることになります。

輪の成長につながる人材の育成

 我々は豊かな社会の実現に向け運動をしていますが、そんな社会を実現するには経済人として時代の変化を捉えてまちを動かす力をもった人材の育成が求められます。しかし、現状はリーダーとして新しい時代に必要とされている職業、対人的、組織的能力を十分に育めていないように思います。まずは、自身がリーダーとして成長しなくてはなりません。新しい時代に必要な能力を身につける場を作ることが必要であり、たとえ小さなことでもいい、自身に課した課題に挑戦しなければなりません。得意なことを伸ばしても、不得意なところを伸ばしてもいい、小さなことから伸ばしてみよう。そして、地域のために努力することが自身の成長と周囲の変化につながり、職業においても、対人関係でも、組織的な能力をもった経済人の成長は、橋本・伊都の輪を強固なものとし、地域全体の活力を生み出します。

志を同じくする仲間の拡大

 伊都青年会議所の歴史を振り返れば、設立されてから多いときには100名を超える正会員がいました。時代の流れと共に全国で会員数の減少が進んでおり、歯止めがきかないのが現状です。会員数が減少するということは良く言えば一人あたりの成し遂げる達成感を増すことができます。しかし、現状は負担が増え、全国の一青年会議所として豊かな社会の実現が困難になっているように思います。この現状を打破するため、まずは、新しい青年会議所組織のあり方を議論する必要があります。青年会議所は成長の場としては最適ですが、正会員だけでは成長が止まってしまいます。人の成長は如何に多くの人と出会い、時間を共有したかにあります。だからこそ青年経済人として同じ想いをもって橋本・伊都で活躍している人材と交流する場を設け、共に想いを共有することが必要です。そして、個人として組織としても成長へとつながり、結果として拡大につなげることができます。素晴らしい仲間と成長できる機会を楽しみに、一致団結して青年会議所運動を推進してまいりましょう。

会員間及び団体間の積極的な交流促進

 よく対外から見た青年会議所はどう見えているのか考える日がありませんか。正直なところ、我々のことを知るひとはごく僅かなのが現状です。青年会議所の事業は他の諸団体とは異なり、一つの事業を実施するまでに何度も会議において議論します。これほど議論する団体は青年会議所だけであり、このプロセスを周りの方々に知られていないことに疑問を感じます。我々の目的を明確に対外に発信し、豊かな社会の実現に向かうにはまず、パートナーシップを築くことが大切です。そのためには前述の個人間の交流と共に橋本・伊都の各諸団体との団体間交流の場が必要であります。そして、対話を進めていく中で互いの共通点、方向性、歩み方を共有し、パートナーとして確立していくことが地域の発展につながります。

最後に

 私は、歴史ある橋本・伊都のことを入会してから現在に至るまで、このまちに求められることはなんなのか、または、何かできることはないのかを常日頃より考えていました。 我々はこの時代に生まれた責任ある世代の青年として、まちの豊かな未来を考えて常に挑戦を続けてまいります。市民にとっても橋本・伊都を良くしたいという想いは皆同じで す。ただ、実現に向けた「行動」を我々が示さなければなりません。我々が先駆者となり時代の変化を捉えた行動に移すことができれば、まちにとって市民にとっても豊かな社会の実現につながり、笑顔溢れる橋本・伊都の未来へとつながると確信しております。