〜未来の橋本・伊都へ向かって〜

基本理念
自己研鑽そして大切なものの継承
基本方針
・半世紀となる伊都青年会議所の歩み検証と未来への発信
・魅せる会員拡大
・郷土を愛し継承のできる青年育成からのまちづくり
・荘厳なる創立50周年記念式典と未来に繋がる記念事業の実施
・積極的な青年会議所運動への参加と他団体との交流・支援

はじめに

 伊都青年会議所は1966年に全国で329番目の青年会議所として生まれてから本年で創立50周年を迎えることになりました。明るい豊かな社会の構築を目指して、数多くの先輩方からの篤い志を継承しつつ、時代に合った青年会議所運動を連綿と実施することができました。半世紀が経過し、過去の橋本・伊都エリアでの実績を検証、再確認し、未来の橋本・伊都の地域発展に我々はさらに貢献しなければなりません。今までの伊都青年会議所の軌跡を振り返り、これからの先見の明をもった篤いJC運動 に繋げることで、より明るい豊かな社会の実現に向かって踏み出しましょう。

半世紀となる伊都青年会議所の歩み検証と未来への発信

 伊都青年会議所には50年もの輝かしい歴史があります。当時の青年達が英知と勇気と情熱を持って時代に即した、そして先を見つめた事業を数多く実施されてきました。現在、入会5年未満の在籍も多く、周年を経験したメンバーも少なくなっています。過去の伊都青年会議所の歩みを再確認し、これからの郷土の発展を見据えリスタートできる年度だとも思います。諸先輩が築きあげてこられた歴史や友情、そして情熱をタイムスリップして共有し、我々の今後のJC運動の姿勢に加えることで、これからの橋本・伊都のイニシアティブのとれる組織として、誇りある行動と核心のある事業や運動を展開していきましょう。

魅せる会員拡大

 全国の青年会議所メンバー数は年々減少傾向にあり、伊都青年会議所も同じく思い通りの会員拡大ができていないのが現状です。もちろん、橋本・伊都地域には数多くの他団体組織が存在し、地域の発展の為に活動もされています。地域の若者の勢力にも限りはあるとはいえ、「発想が変われば行動が変わる」などの大人になっての人間力啓発はJCでしか学べない、そしてできないこともたくさんあります。
 まず、我々が自信と誇りをもってJC運動の可能性や価値、魅力を感じられているのだろうか。手当たり次第に勧誘するのもひとつの手法ではありますが、JC運動の本質を語れるようであればおのずと会員拡大にも繋がります。「伊都JCに入って本当によかった」さらには「君に出会えたことが本当によかった」と言わしめ、魅せることも伊都青年会議所メンバーにはできると確信します。今、身近な可能性の秘めたひとから青年会議所運動を真摯に紹介し、自分についてこいというアピールも必要だと考えます。
 我々のJC運動の趣旨が理解されていないのではなく、メンバーの人間力によってひとは集まり、青年会議所運動の原動力になるのです。大切なものの継承にはたくさんの同じ志を持った仲間が不可欠です。そして会員拡大は組織の拡大だけが目的ではなく己の可能性の拡大でもあるのです。会員拡大こそJC運動の輪を拡げる重要な課題であり、その結果が我々の運動に対する社会的な評価そのものといえるでしょう。

郷土を愛し継承のできる青年育成からのまちづくり

 全国的にもそうだが地方と呼ばれるエリアでの過疎化が怒涛のごとく進んでいます。このことは伊都青年会議所のエリアでも目の当りにするほど深刻な状況と言えます。中学生の頃、担任の先生に「生まれ育ったまちの素晴らしさを教えてください」の問いかけに答えられなかった恥ずかしい経験があります。未熟な年齢ですが、それまでは全く意識の中に郷土に対する関心が無かったですし、生まれていなかったからだと思います。その日を境に気にするようになったとはいえ、故郷で仕事についてこそ、ようやくといった感触は否めない出来事でありました。
 青年会議所という組織のひとつの役割として自分の郷土を愛し、未来の橋本・伊都のリーダーとなりうる青年経済人の育成があると考えています。メンバーは奮って自らの機会を大切にし、自分を大きく成長させてくれる魅力ある組織だからこそ、貴重な時間と経済的部分をかけてでも集う価値が存在します。さらに地域の若者にまちへの関心をもてる機会を提供することで、強い信念をもった郷土を愛する青年経済人育成に繋がります。郷土を愛するひとが集まることによって、未来のまちづくりに繋がることは間違いのないことですし、まちの持つ可能性は限りなく広がっていくでしょう。
 生まれ育ったまちと生まれ育ったひとが青年会議所運動を通じて繋がることで、ひとつでも結果を残すことにより、郷土への愛着が自然と生まれ、雄弁に語れる地域の誇りや歴史・文化などの大切なものの継承に繋がるものだと信じます。

荘厳なる創立50周年記念式典・未来に繋がる記念事業の実施

 我々のまちに青年会議所が誕生し、本年で創立50周年という本当に慶ばしい節目の年度となりました。本年を迎えることができるのも49名もの歴代理事長を筆頭に、支えてきてくれた青年会議所諸先輩と地域の皆様のおかげであります。郷土を愛し、未来の明るい豊かなまちを目指してこられた、想いの詰まった襷を次世代に繋いで行けるように踏ん張れる1年にしたいと考えます。  伊都青年会議所会員の減少に伴い、各地域との連携、各エリアでの情報の収集等にも現役会員では限界があるのは事実です。しかし、伊都青年会議所には歴史的にも実績的にも、縦の繋がりももちろんありますし、これからも普遍であります。これからの橋本・伊都エリアの未来を見据えた事業展開のビィジョンを策定し、同じ郷土を愛するひとびとが多く生まれるよう、機会を提供できる組織として確立しましょう。  50年目を迎え、この橋本・伊都の地で繰り広げられたかつてのJC運動を振り返り、 荘厳なる50周年式典とこれからのまちの未来を展望できる事業を実施いたします。

積極的な青年会議所運動への参加と他団体との交流・支援

 青年会議所の仲間は全国にそして世界中に存在します。伊都青年会議所から始まり、和歌山ブロック協議会、近畿地区協議会、そして日本青年会議所へと輪は拡がっていきます。単年度制ではあるもののその時代に応じて、勇往邁進するグループは多くあり、溢れんばかりの機会もあります。経験上、出向した際は多くの仲間と知り合え、1年という限られた時間で大変有意義な機会を与えてくれます。一歩踏み出すことで拡がるチャンスを能動 的に自分の大切な時間としてください。
 橋本・伊都エリアには目的は違えども数多くの組織が存在しています。未来への明るい豊かなまちづくりに共鳴できる事業には他団体であれ交流や支援は大切です。伊都青年会議所も近年、他団体交流をより深めながら本年まできています。青年会議所の枠も超えた様々な団体と理解を深めていくことで市民の意識確認や社会に対しての説得力をも持ち合わせてくるものだと思います。引き続き、連携をとりつつ地域のネットワーク確立と情報の共有をしていきましょう。

おわりに

 私が平成13年度に伊都青年会議所へ入会して15年もの時間が経過しました。共に篤く活動し、ご卒業された諸先輩は65名にも及びます。同じ組織で真剣に企画討論し、無言で汗をかき、腹の底から笑い、そして心より涙する。こんなにも深く、ひととひとが付き合える道場に出会えることは人生で考えても少ないと感じます。私にとってはもちろん、各メンバーにとってもそれぞれのドラマがあったに違いありませんし、これからも繰り返し、されることでしょう。青年会議所で素晴らしい機会を提供いただき、また自ら発見し、今の自身があるということに本当に感謝しています。

橋本・伊都青年会議所 設立趣意書

 高野の霊峰と紀ノ川の清流に位する和歌山県伊都地方は、われわれのこよなく愛する郷土であります。土にはぐくまれ、水の恵みをうけてわれわれは育ち、又、同じ郷土にわれわれの子孫は伸びてゆくことでありましょう。このことを思いますとき、当地域の発展を希求するのは当然のことであります。「地域社会をよりよりよき福祉社会に」「より明るい豊かな社会」にするためには何のためらいもなく貢献したいものであります。祖国日本の将来に対しても全く同じであります。「福祉国家の建設」は私たちの念願でもあります。青年会議所は、この精神を基盤として青年のもつ英知と勇気と情熱をもってお互いに信じあう青年経済人の集いであります。青年の進むべき行動目標をつねに誤ることなく、世界組織の一員となって、全国の仲間たちと交流を図り、地域開発の為に貢献することを期するものであります。

1966年7月

 伊都青年会議所の原点回帰、設立趣意書に鑑みましても50年の時を経た今もチャーターメンバーである諸先輩の郷土を想う気持ちと2016年度の伊都青年会議所メンバーもまったく同じ気持ちであります。時代は違えども同じ志をもって合集う仲間であります。JCは思い出を語る団体ではない。未来を語る団体である。未来の橋本・伊都へ向かって新しき大切なものを創っていこう。